「カムプログラムロボット工作セット」のAタイプ、Bタイプを試したので、今回はマイコンボードを載せてみたいと思います
タミヤの公式サイトにはArduino、Raspberry Pi、IchigoJamが搭載例として載っていますが、今回使ったのはArduino互換基板のStuduino(スタディーノ)。学校教材を販売しているアーテックから発売されている基板です
Studuinoを選んだ理由は・・・
- モータードライバーが基板に付いてるので接続がシンプル
- Scratchベースの専用ソフトが用意されている
- 専用ソフトで作成したプログラムをStuduinoに書き込める → コードレス!
です。あと、Studuinoを最近購入したので、ちょっと使ってみたかった・・・というのもあります
Studuinoを接続する
マイコンボードをつなげる場合は、カムを使ったプログラムに関する部品は必要ないので、取り外してしまってもいいのですが、今回はカムプログラムにすぐ戻せるように、それらの部品を残したまま接続してみました。このため、ロボットの頭の部分の部品がはめられなくなっています
ロボット工作セットに含まれていないもので、今回用意したのはこちらです
- Studuino
- Studuino専用の電池ケース(単三電池3本)
- ジャンパワイヤ(メス・オス)4本
- ユニバーサル基板(なくてもいいです)
あと、minBタイプのUSBケーブル
モーターから出ているコードをどうやってStudinoのモーター用のコネクターに繋げればいいのかで悩みましたが、セットに含まれているゴムパイプが残っていたので、それを使ってジャンパワイヤとつなげることにしました。外れやすいという欠点もありますが、基板なしの元のカムロボットにも戻しやすいですし、手軽なので今回はこの方法で行くことにします
モーターから出ているケーブルに・・・
ゴムパイプをつけて・・・
ジャンパワイヤのピンを・・・
差し込みます
4本全部に取り付けます
ユニバーサル基板を載せます
電池ボックスをユニバーサル基板の上に載せます
その上にStuduinoを載せます。電池ボックスのON/OFFスイッチが押せるようにちょっとずらしています。両面テープなどで固定すると良いかも
ケーブルが長くなってしまったので、前に回り込ませてから後ろに流すことにします
このようにジャンパワイヤと電源ケーブルを接続します
これで準備完了です
プログラム作成
StuduinoとパソコンをUSBケーブルで接続して、Scratchベースの専用ソフトでプログラミングします
つくったプログラムはこんな感じです。カムプログラムのAタイプで試したコースと同じ動きにしてみました。関数名は英数字にしないとダメです。ここで少しハマりました
実行するとクローラー(車輪)が動くので、このように台の上に載せて作業した方がいいです。何もしないとパソコンとUSBケーブルで繋いでいるので大変なことになります。ちなみに、電池ボックスのスイッチをONにした状態でないとモーターは動きません
完成したら、プログラムをStuduinoに転送します。転送が終わればモーターが動き出します。動作が止まればUSBケーブルを抜きます
動作確認
電池ボックスがOFFの場合は、ONにすると転送したプログラムが開始します。すでにONの状態だと、基板上にあるリセットボタンを押すとプログラムが開始します
こちらが動画です
カムプログラムよりこっちの方が面白いですね。細かい制御ができるので、コースに沿って正確に動かすことができそうです(なかなか難しいですが)
そんなわけで、カムを使ったプログラムはもう使わなそうなので、カムを制御する部分を取り外そうと思います(つづく)
Comment
あいかわらず、稲福さんの技術力はすばらしいですね。私もカムロボを持っているのでチャレンジしてみようと思っています。studuinoはアーテックの教材でほかにもいろいろと提供されていますが、カムロボとwifiやセンサーをセットにすると廉価なロボティクス教材になりますね。多くの生徒が使えて将来性があるように思います。
そんなに技術力はないですよ〜。いつも手探り状態です(^^;
カムロボットはマイコンボードを載せると可能性がかなり広がりますね
値段もお手頃なので、学校の教材として導入するのもありだと思います