「ゼロから学ぶ プログラミング入門」を読みました。「プログラミング的思考」が理解できる入門書です。小学5年生以上が対象、初心者の大人が読んでも役に立つ内容です
プログラミング的思考を学ぶ「理解編」と、Scratchを使った「実践編」の2つの章で構成されています。ページの比率は7:3くらい、プログラミング的思考を学ぶ第1章のページがかなり多めです
第1章 理解編
第1章は「ネズミ探偵団と謎の怪盗事件〜おそうじロボットの世界〜」というタイトルの物語
ネズミ探偵団の3人が、博士ネズミにサポートしてもらいながら、盗まれたお掃除ロボットのプログラムの代わりとなるプログラムを作成していくというストーリー
1章の目次です
- 消えたプログラム
- ロボットのしくみ
- おそうじロボットの気持ち
- ロボット的な考え方
- プログラムをより簡単に
- 失敗から学ぶ
- 発想の転換
左右の車輪が別々のモーターで動く「対向2輪駆動ロボット」で部屋のゴミを掃除するプログラムを考えていきます
ここで学んだ知識は、先日作ったカムロボット+Studuino・micro:bitのプログラミングで役に立ちますね
おそうじロボットだけでなく、サンドイッチの作り方からもアルゴリズムを学びます。イラストがかわいいです
理解編では条件分岐、繰り返し、関数、変数、不具合の対処方法など、実際にプログラミングする上で必要なる知識を学ぶことができます
第2章 実践編
第2章では、Scratch 2.0を使って実際にプログラミングを行います
2章の「Scratchの世界」の目次です
- Scratchを体験する
- 『繰り返す』を体験する
- 調べるブロックを体験する
- 自分でブロックを作る
- 足し算クイズを作る
次に、本格的なシューティングゲームを作成。素材は公式サイトからダウンロードできます
おまけとして、第1章のおそうじロボットのプログラミング2パターンのScratch版と・・・
駄菓子屋にあるようなゲームが用意されています。面白いゲームですが、ちょっとレベル高めです
読み終えて
Scratchを使って早くプログラミングしたい!という人にとっては、少し回り道に感じるかもしれませんが、理解編で基礎部分をしっかり理解しておけば、のちのちScratchで複雑なプログラミングが作りたくなった時に役に立つと思います。急がば回れです。ストーリー形式になっているので、記憶に残りやすいのもいいです
Scratchで作りたいプログラムがあるけど、どこから手をつけていいのか全くわからない・・・という場合は、たぶんプログラミングの考え方の根本的な部分が理解できていないのが原因だと思うので、この本の理解編を一読してみるといいと思います