「マンガでマスター プログラミング教室」を読みました
ゲーム大好き少年である小学4年生の主人公が、プログラム会社社長の親戚のおじさんからScratchを1から教えてもらって・・・というストーリー。最終的にはScratchでちょっとしたゲームが作成できるレベルまで成長します
Scratch以外の言語は扱っていないので、プログラミング教室というよりScratch教室ですね。小学生がターゲットなので、漢字には全てルビが振られています。Scratchの言語は「にほんご」が使われているので、低学年でも大丈夫です
マンガパートと解説パート
1冊丸ごとマンガではなく、マンガパートと解説パートに分かれています。マンガがメインで、解説パートでマンガの補足説明するという感じなので、とりあえずマンガだけ読み進めて、詳しく知りたくなったら解説パートを読む・・・という読み方でもいいと思います
マンガパート
解説パート
構成
- Chapter1 プログラミングをはじめよう!
・Scratchサイトのトップ画面説明
・ユーザー登録の説明 - Chapter2 だれでも使える Scratch
・Scratchの画面説明
・スプライトの説明
・ブロックの使い方 - Chapter3 アニメが作れちゃう!?
・「うごき」「イベント」「せいぎょ」ブロックの説明 - Chapter4 ブロックを使いこなせ!
・イベントドリブンの説明
・「みため」「しらべる」ブロックの説明
・座標の説明
・「おと」ブロックのコラム - Chapter5 出題ソフトを作るには?
・「えんざん」「データ」ブロックの説明
・「ペン」ブロックのコラム - Chapter6 ゲーム作りに挑戦!
・クローンの使い方
・デバッグ方法
・「そのた」ブロックのコラム - Chapter7 広がる!プログラミングの世界
・作品の公開方法
・リミックスのやり方
・スタジオの作り方
それぞれの章の最初にマンガがあります
読み終えて
マンガでの説明を解説パートで補っているので、この本1冊をしっかり読んで理解すれば、Scratchを一通り使いこなせるようになると思います
ビジュアルプログラミングはスクリーンショットを多用するのでマンガと相性がよさそうです。ただ、ちょっと気になったのが、マンガに出てくるScratchのブロックが見づらい点。スクリーンショットをマンガ風に変換しているんだと思うんですが、テキストなどがアウトライン化されていてちょっと読みづらいです。解説パートに同じ図が読みやすい形で掲載されているので、使っているブロックがわからないという事はないのですが、マンガパートの方ももうちょっと読みやすくして欲しかったです
マンガパート
解説パート
ストーリーがあるので自分と主人公を重ね合わせて読み進めていけるのがいいですね。活字が苦手な子どもでもマンガなので最後まで読み終えることができると思います。図書室におけば人気が出そうです