「小学校にプログラミングがやってきた!超入門編」を読み終えました
これからプログラミングを学ぼうとしている人(内容的に高校生以上かな?)、もしくは、プログラミングを教える人向けの書籍です
内容
目次に沿って、ざっと書籍の内容を紹介したいと思います
1.プログラミングでつく新しい力
プログラミングを学ぶことで、身につく力が説明されています。小学生のプログラミング学習って必要なの?と思う人はこの章を読めばスッキリすると思います
2.プログラミング言語のものさし
たくさんあるプログラミング言語の中から、自分の学ぶ言語を選ぶときに役にたつ「ものさし」が3つ説明されています
3.さまざまなプログラミング言語
具体的な言語を取り上げて、利点・弱点が説明されています
本書で取り上げられているのはこの言語です
ビスケット・アルゴロジック・スクラッチ・ドリトル・JavaScript・VBA・Ruby・Python・C言語・C++・Java(アルゴロジックはプログラミングの学習ツールなので厳密には言語ではないですが)
ビスケット・アルゴロジック・スクラッチ・ドリトル・JavaScriptはほんの触りですが、実際に動かすところまでの解説があります
4.プログラミングの学び方
プログラミングを学ぶのに適した学習方法の説明。ファシリテーションについてなど、教える側にとっても役に立つ情報です
5.プログラミングの未来
プログラミングを学ぶことの意義が様々な観点から説明されています
6.世界のプログラミング教育
プログラミング教育というより、世界のICT教育についての実例です
フィンランド・スウェーデン・デンマーク・オーストラリア(クイーンズランド州)・韓国の事例が取り上げられています
感想
薄い本ですが、なかなか読み応えのある内容でした
世界の事例を読んで、日本のICT教育の遅れっぷりに驚いてしまいました。本書で紹介されている国は恐ろしく進んでいます。このままでは日本はグローバル社会で取り残されてしまいそう。2020年からの小学校でのプログラミング教育の必修化に期待したいところですが、あと3年も待つのは遅すぎるような気もします
この書籍は「超入門編」なので、おそらく続編もでるのでしょう。続編ではぜひ「プログラミングの学び方」の章をもっと掘り下げて解説して欲しいです
小学校の先生にオススメの1冊です