日経トレンディから出版されているムック本「文系の親でもゼロからわかるプログラミング」を読みました
目次に沿って内容をみていきたいと思います
内容
1章 プログラミング教育で子供の能力を伸ばす
2020年からのプログラミング教育、プログラミングスクール、プログラミングツールについての概要です
2章 文系の親でもわかるプログラミング的思考
日常生活で求められるプログラミング的思考についての説明です
以下のような具体例を使って説明されています。わかりやすいですね
- 朝食の流れ
- 駅の自動改札機のプログラム
- 最短時間の通学コースを求める
- 電話連絡網のアルゴリズム
- ニンジンのいちょう切りのアルゴリズム
プログラミング的思考というのは、日常生活のあらゆる場面で役に立つという事がわかりますね
3章 スクールに通ってプログラミングを学ぶ
現在受講できるプログラミングスクールの紹介。各スクールの特色や受講費が掲載されています。子どもにあったスクールを探すのに便利です
4章 楽しみながら身につくプログラミングツール
無料で使えるプログラミングツール14個の紹介
- スクラッチ
- スクラッチ・ジュニア
- ビスケット
- コードモンキー
- プログラミン
- ムーンブロック
- ティックル
- グリコード
- コードスタジオ
- コンピュータークラフトエデュ
- スウィフト・プレイグラウンド
- エックス・コード
- アンドロイド・スタジオ
- プロセッシング
対象年齢と対応OSが載っているので、子どもにあったツールが見つけやすいです
「無料で使える」とありますが、「コードモンキー」は無料なのは最初の30ステージだけ、本格的に取り組むには年間契約が必要。「コンピュータークラフトエデュ」というMODは無料ですが、別途パソコン版のMinecraft(3000円)を購入する必要があります
5章 『5才からはじめるすくすくプログラミング』
「5才からはじめるすくすくプログラミング」の序章を再構成した記事です。記事に沿ってプログラミングすれば簡単なプログラムが1つ完成します。この記事で子どもが興味を持てば、「5才からはじめるすくすくプログラミング」を購入すれば良いですね
6章 『小学生からはじめるわくわくプログラミング2』
「小学生からはじめるわくわくプログラミング2」の序章を再構成した記事です。この記事を読めばScratch 2に登録して、スクラッチキャットを動かす簡単なプログラムが作成できます
インタビューとコラム
プログラミング学習のオンラインスクール・プログラミング玩具・ルビィのぼうけんに関する3つのコラムと、茂木健一郎さん、すがやみつるさん、それと阿部先生のインタビュー記事が掲載されています
感想
発売されたのが、ほぼ1年前(2016年10月31日)なので、内容が古くなっているのは?と心配しましたが、問題ありませんでした。スクールに関しては最新情報を調べた方がいいと思いますが、それ以外の記事は現在読んでも十分役に立つ内容です。1・2章を読めば、2020年に向けてのプログラミング教育の概要と、プログラム的思考とは何なのかが理解できると思います
Kindle unlimitedの読み放題タイトルに入っているので、会員の方は無料で読めます