ブログのコメントで教えてもらうまで気づきませんでしたが、Raspbian Jessie with Pixelの標準の日本語フォントはいわゆる中華フォントというフォントが使われています。使用にあたってはほぼ問題ないレベルなのですが、特定の漢字の字体が日本語とは異なります。子どもに使わせる場合はちょっと問題ありかなぁと思います
特に「直」がひどいです
なので、システムフォントを別のものに変更することにしました。PixelのシステムフォントはRobotoというGoogleがオープンソースとして公開しているフォントです。ただ、Robotoは欧文フォントなので、日本語(マルチバイト文字)が表示される部分は別のフォント(DroidSansFallbackかな?)が使われているようです。どうやらこれが悪さをしているみたい
日本語フォントは「さざなみゴシック」や「Takaoフォント」など、いろいろ好きなのが選べますが、今回はNotoというフォントをインストールしてみました
Notoは同じくGoogleがオープンソースとして公開しているフォントです。NotoというのはNo more Tofuの略。フォントがない文字を表示しようとすると「□」が表示されますが、この「□」が豆腐みたいだからTofu。このTofuが表示されないようにしよう!というのがこのフォントのコンセプトです
フォントをダウンロード&インストール
次のコマンドを1行ずつ実行します
cd ~/Downloads wget -O NotoSansCJKjp-hinted.zip https://noto-website-2.storage.googleapis.com/pkgs/NotoSansCJKjp-hinted.zip unzip -d NotoSansCJKjp-hinted NotoSansCJKjp-hinted.zip sudo mkdir -p /usr/share/fonts/opentype sudo mv -fv ./NotoSansCJKjp-hinted /usr/share/fonts/opentype/note rm -rfv NotoSansCJKjp-hinted.zip sudo fc-cache -fv
システムフォントを変更する
メニューの「設定」「Appearabce Setting」からシステムフォントを「Noto Sans CJK JP」に変更
一応再起動しました
おかしな漢字が表示されなくなりました
デフォルトのフォントに比べると若干細くなっていますが、視認性はそんなに悪くないですね
Chromeのフォントを変更する
OSのシステムフォントを変更してもChromeのフォントは変わらないので、こちらの設定も変更します
設定の「フォントをカスタマイズ…」を選んで、「標準フォント」と「Serifフォント」を「Noto Sans CJK JP」に変更しました
正しい漢字で表示されるようになりました
まだ問題あり
これでめでたしめでたしかと思いきや、ChromeのFlashプラグインで動くScratchでのフォントがおかしなままです。子どもがメインで使うのがScratchなのに、これがおかしいままだと意味がない・・・
こちらの変更方法は後日記事にしたいと思います
【2016.11.24追記】記事をかきました