こちらの作例を元に、LEGOのコマ撮りアニメを作成してみました
必要なソフト
- GPIO Zero for Python 3
- libav-tools
パッケージのリストを入手&パッケージをアップグレードします
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
GPIO Zero for Python 3
インストールされているかもしれません。僕の環境ではインストール済みでした
これ↓を実行して、エラーが出なければインストール済みです
python3 -c "import gpiozero"
エラーが出る場合はインストールします
sudo apt-get install python3-gpiozero
libav-tools
このコマンドでインストールできます
sudo apt-get install libav-tools
必要なパーツ
- Piカメラモジュール
- ブレッドボード
- ジャンパーワイヤー(オス-メス) 2本
- タクトスイッチ 1つ
電子回路を作成
公式サイトの図です
実際の接続はこのようになります
作業エリアの準備
/home/piに「animation」というフォルダーを作成します
Pythonのプログラム
Python 3(IDLE)を実行して、以下のプログラムを入力します
from picamera import PiCamera from time import sleep from gpiozero import Button button = Button(17) camera = PiCamera() camera.start_preview() frame = 1 while True: try: button.wait_for_press() camera.capture('/home/pi/animation/frame%03d.jpg' % frame) frame += 1 except KeyboardInterrupt: camera.stop_preview() break
フルスクリーンのプレビューが嫌な場合は、プレビューのサイズを変更することができます。プレビューと実際に撮影されるエリアが異なる場合があるので、自分で納得いくサイズに変更してください。僕は640×480でプレビューするようにしてみました。これだと撮影される画像と同じサイズと同じでした
from picamera import PiCamera from time import sleep from gpiozero import Button button = Button(17) camera = PiCamera() camera.resolution = (640, 480) camera.start_preview(fullscreen=False, window = (500, 400, 640, 480)) frame = 1 while True: try: button.wait_for_press() camera.capture('/home/pi/animation/frame%03d.jpg' % frame) frame += 1 except KeyboardInterrupt: camera.stop_preview() break
いざ、撮影!
Pythonのプログラムを実行します
タクトスイッチを押すごとに作業エリア(/home/pi/animation)に画像が連番で保存されます
LEGOで撮影スタジオを作ってみました
カメラは以前作ったLEGOケースに入れています。カメラをLEGOで固定できるのでLEGOのコマ撮りと相性がいいです
画像を削除して欠番ができてしまうと最後の動画作成でエラーが出るのでご注意ください
画像を動画にする
撮影が終わったら、動画を生成します
/home/piで以下のコマンドを実行します
avconv -r 10 -i animation/frame%03d.jpg -qscale 2 animation.mp4
-r 10は1秒間に10フレームという意味。再生スピードを遅くしたい場合は数値を小さくします
動画を再生
このコマンドを実行すれば、動画が再生されます・・・が動画が短すぎる場合うまく再生されないようです
omxplayer animation.mp4
chromiumに動画ファイルをドラッグするのが一番手っ取り早く見られると思います
完成品です。コマ撮りは大変ですね・・・
娘が作った作品です
Scratchに読み込む
Scrachの背景として読み込んでみました。背景を切り替えればアニメーションします
セリフを言わせたり、音を鳴らしたりとScratchなら自由自在です。動画編集より手軽かもしれませんね
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。