「ビスケット」というプログラミング言語は今までにも触ったことがありましたが、キャラクターをアニメーションさせる程度、この本で言えば、1章あたりまでの機能しか使っていませんでした。園児や小学校低学年が対象のプログラミング言語なので、そんなものなのかな・・・と思っていましたが、実はその先にもっと面白いプログラミングが待っていました
作例を一通り作ってみました。目次に沿ってざっと見て行きます
ビスケットランドであそぼう!
ビスケットでのメガネの使い方を学ぶ入門編です
絵を描いで動かそう!
魚の絵を描いで動かすプログラムです
クラゲみたいにゆ〜らゆら
メガネを増やしてランダムな動きを実現します
色いろいろキャンディ
動きはなく、色が変わるだけのアニメーションです
ダンシング棒人間
ポーズの違う棒人間の絵を描いてアニメーションします
歩いて見えるしゃくとり虫
伸びて・縮んでを繰り返して歩くしゃくとり虫のアニメーションプログラム。他の書籍で同じ作例を見たことがありますが、最初動いた時は感動しました
くるくる回す
回転を使ったアニメーションのプログラミング
プログラミング関連の書籍でビスケットの記事を読むと、たいていこのあたりまでの紹介で終わります。実はビスケットはここから先が面白くなります
いろいろな動きを作ろう ぶつかる編
ロケットと星がぶつかったら
星にぶつかりそうになると避けるロケットのプログラム。条件分岐が入ってくるとプログラムらしくなりますね
花が咲く
種に雨が当たると芽が出て、太陽の光が当たると花が咲きます。ミツバチが花に当たると種になります。花の一生も学べるプログラム
かぜの伝染
風邪が流行していく様子を再現したシミュレーションプログラム
じゃんけん
「かぜの伝染」のじゃんけんバージョン。今度は勝ち負けがあって、結果が予想できない面白さがあるプログラムです
いろいろな動きを作ろう かんたんゲーム編
ここからは「ひとりでつくる」モードでの作成です
さわったら出てくる
タップすると星が表示されるインタラクティブなプログラム
おそうじロボット
ルンバのようなお掃除ロボットのプログラム
タマゴが割れたら?
タマゴをタップすると、ひよこが生まれて、さらにひよこをタップするとニワトリになるプログラム
シューティングゲーム
インベーダーゲーム風のプログラム。発射台を動かしてビームを発射して敵をやっつけます
模様を作ろう
模様を自動生成するプログラムです
パタパタ模様
同じ絵を並び変えることで動く模様をつくるプログラム
増えながら動く模様
部品を次々に生成して、それにアニメーションを追加することで、非常に面白い動く模様を生成するプログラムです
ぶんしん模様でうめつくそう
丸を生成して、2つ重なったら丸が上と左に広がるメガネを作ることで、画面全体に丸が広がっていくプログラムを作ります
音を鳴らそう
リズムマシーン
音符ツールで、音を鳴らすプログラムを作ります。鳴る音がランダムに選ばれるのがなかなか斬新。絵を回転させるのと同じ操作で音階を変えられます
オリジナルけんばん楽器
ピアノのような鍵盤楽器を作るプログラム
オルゴール
ピアノの自動再生版
落ちゲーを作ろう
いよいよ本格的なゲームの作成です
ボールくずし
ボールが上からランダムな色で落ちてくるプログラムです
ボールくずしの得点計算
上記プログラムにボールを消す処理と、得点計算を追加します。得点といっても数字でのカウントはできないのですが、そこは絵を使ってうまく実装しています
最後に
以上のように、メガネの左右に絵や指マーク・音マークを入れるという簡単な作業で様々なプログラムが作れてしまいます。なかなか奥が深いので、幼稚園児や小学生だけのものにするのはもったいないですね(^^
「ビスケットってメガネに絵を入れて動かすだけでしょ?」と思っている以前の僕のような方には、ぜひ一読をオススメします!