「10才からはじめるプログラミング図鑑」を読みました
「たのしくまなぶスクラッチ&Python超入門」がサブタイトルであるように、前半ではScratch、後半ではPythonを学ぶことができます。最後の章でコンピュータのしくみと、現実の世界でのプログラミングについての説明があります
漢字にはすべてふりがなが振られているので、子どもだけで読み進めることができます。イリギスで2014年出版された「Computer Coding for Kids」の日本語版。「10才から〜」という年齢部分は日本独自のようですね
机に置いてパタンと開くのでパソコンを操作しながらでも読みやすいです
Scratch
Scratchのプログラムは、スクリーンショットでの掲載ではなく、イラストで描かれているので文字が潰れて読みにくいという事はありません
かわいいイラストが満載で楽しく読み進められます
ただ、Scratchで使用する素材も独自のイラストで描き直されているので、使用する素材がどれなのかわかりにくいのが難点です
最終的には、バナナを投げてコウモリをやっつけるゲームを作ります。非常によくできたゲームです
Python
僕はPythonは全くの初心者なので、この本で実際に学習してみました
インストールの方法(Windows,Mac,Ubuntu)から解説されています。条件分岐、繰り返し、関数、リストといった一通りのことがマスターできます
最初は、シェルウィンドウ内で実行される地味なテキストベースのプログラムの解説が続きますが、Scratchの解説と同じようにイラストが散りばめていて、堅苦しい印象は全くありません
タートルプログラムなど、見た目も楽しいプログラミングの解説も登場します。最終的には、泡を捕まえる(?)潜水艦のゲームを作ります
赤い矢印が潜水艦
最後に
日本語訳もちゃんとしていますし、全ページカラーの上に、可愛いキャラクターが散りばめられているので、楽しく読み進めることができると思います。図が多いので「図鑑」なのかもしれませんが、1ページ目から順に読み進めていくタイプの本なので、「図鑑」とはちょっと違うような気がします。一応、図鑑っぽいページもあるんですけどね
Scratchを使いこなせたら次はPythonという風に、1冊の本の中でステップアップできるお得な1冊だと思います