「はじめよう!プログラミング教育 ー新しい時代の基本スキルを育むー」でも紹介されていましたが、文部科学省が「プログラミング教育実践ガイド」を公開しています。その中の小学生向けのものだけを見ていきたいと思います
1年生からのプログラミング体験
実施学年:小学1年生
実施教科:生活科、特別活動
全体指導計画:全体3時間計画
iPadのPuffinというFlashが動くブラウザアプリをインストールしてVISCUIT(ビスケット)でしゃくとりむしを動かすプログラムを作成する授業が紹介されています。現在はタブレット用のVISCUITが公開されているので、Puffinをインストールする必要がありません
めざせ!行列のできるおすし屋さん!
めざせ!行列のできるおすし屋さん!(PDF)の画像を利用させていただました
実施学年:小学4年生
実施教科:図画工作
全体指導計画:全体8時間計画中プログラミング2時間
図画工作の授業なので、お寿司は紙粘土で作成。「プロロボ USB プラス」というセンサーカーを使って、回転寿司の動きをプログラミングします。単にゴールを目指してロボットを動かすのではなく、回転寿司というテーマが設定されているのがおもしろいです。子どもが楽しんで取り組めそうですね
「プロロボ USB プラス」は初めて知りましたが、専用の開発環境も用意されていて、価格も2,550円(税込)とそんなに高くなく、なかなか魅力的な端末です
制御学習プロロボUSBプラスの画像を利用させていただきました
プログラムロボット学習
実施学年:小学4〜6年生
実施教科:総合的な学習の時間
全体指導計画:全体12時間計画
レゴマインドストームEV3を使ったプログラミングの授業。専用ソフトのLabViewをパソコンにインストールしてプログラミングしています。マインドストーム用のプログラミング環境はタブレットアプリとしても提供されています
マインドストームはちょっと高いのが難点
調べた人物をプログラムで表現してみよう
実施学年:小学6年生
実施教科:総合的な学習の時間
全体指導計画:全体9時間計画
Scratch2.0を使った、大学生とコラボしている面白い授業です
児童が図工で描いた作品の画像に中京大学の学生に動きをつけてもらい、プログラムに対するモチベーションアップに繋げます。次に、自分が調べた人物を紹介するプログラムを作成しています
学生さんに動きをつけてもらったプログラムはこれですね
Scratchスタジオ – Dot Projects 2014 by Oonoda & Chukyo students
人物を紹介するプログラムはこちら
Scratchスタジオ – 大野田小&中京大コラボレーション 人物紹介
どんどん事例が増えていくと嬉しいですが、新しいアプリがでたり、逆にアプリが使えなくなったり、IT関連は状況がどんどん変わって行くので、実践事例が古くなってしまうのが難しいところですね