MagPi 63号に掲載されていた「FLAPPY PARROT」を作成してみました。鳥を操作して土管を避けるFlappyBird風のゲームです。Raspberry PiのScratch 2.0のオフラインエディタで動かすという記事ですが、もちろんオンライン版でも動作します
MagPiはPDF版が無料でダウンロードできます
それでは、作っていきたいと思います
ステップ1
まずは以下の手順で、自分のキャラクターをステージに配置します
- Scratch 2.0で新しいプロジェクトを作成
- 背景ライブラリーからdesert(砂漠)を選択
- スクラッチキャットを削除
- スプライトライブラリからParrot(オウム)を読み込み
- Parrortの名前を「Flappy」に変更
- 縮小ツールで15回クリック(25%の大きさに縮小)
- Flappyに次のスクリプトを作成
- Flappyに「Screech」のサウンドを読み込み
サウンドの読み込みはMagPiの記事で触れられていませんが、ゲームオーバー時に鳴らす時に必要なので、読み込んでおきます。ゲームオーバーっぽい音ならなんでもいいです
ステップ2
スペースを押すとFlappyが上昇するようにします
Flappyを選んで「flaps」という変数を「このスプライトのみ」で作成します
Flappyに次の2つのスクリプトを作成します。スペースを押すと鳥がパタパタと上昇する独特の動きは、このスクリプトで実現しています
ステップ3
障害物になる土管のスプライトを作成します。これは自分で描きます。ベクターモードで四角を描き、グラデーションで塗りつぶします
1つ描けたら、スタンプツールで複製して位置を調整します。2つの土管の間を鳥が通り抜けるので、狭くしすぎないようにします
スプライトの名前を「Pipe」にします
こちらもMagPiの記事では触れられていませんが、Pipeに鳥の鳴き声のサウンド「bird」を読み込んでおきます。これはスコアが加算された時に鳴らします
ステップ4
作成したスプライト「Pipe」に以下のスクリプトを作成して、土管がランダムな位置に出現してステージを右から左に移動するようにします
ステップ5
当たり判定のスクリプトを作成します
Flappyの方にこのスクリプトを
Pipeの方にはこのスクリプトを作成します
ステップ6
最後にPipeのスクリプトにスコアの処理を追加します。左のスクリプトはすでに作成済みのスクリプトにscoreを0にする処理を追加します。右のほうは新規作成です
これで完成。今は2秒ごとに土管が登場していますが、秒数をランダムにするだけでも変化が出て面白くなります。ぜひ自分なりに改良してみてください!
プロジェクトはこちらからダウンロードできます