夏休みの自由研究としてプログラミングに取り組もうという子どももいるのではないでしょうか
1人1台タブレットが使えたり、コンピューター室での授業が当たり前になっている学校だと、プログラムをCD-ROMやUSBメモリなどに入れて提出しても問題なさそうです。Scratchなら共有してURLを教えればいいだけですし、アプリを作ってストアで販売してしまうのもありかもしれません(これはお金がかかってしまいますが)
うちの娘の小学校はIT関連にすごく遅れているので、デジタルな形での提出はちょっと難しそうです。提出された自由研究は教室の後ろのロッカーの上や廊下に陳列されるので、昔ながらのアナログな形で提出する必要があります。タブレットごと提出する方法も考えられますが、破損や盗難のことを考えると、学校側に迷惑がかかりそうです
というわけで、プログラミングを課題として取り扱いつつ、アナログな形で提出ができる方法がないか考えてみました
作ったプログラムをツールとして使う
研究の結果を得るためのツールとして自作のプログラムを利用するのはどうでしょうか。利用したプログラムも掲載して、その仕組みも載せれば面白そうです
例えば・・・
確率の研究
サイコロを1000回振って、どのように目が出るかを調べる課題。実際にサイコロを振るのは大変ですが、サイコロを振るプログラムを組んで、その結果を利用すれば簡単です。プログラムなら何回も調べられるので精度もアップです
プログラムでグラフ出力
数値を入力すればグラフを出力するプログラムを作ってみるのはどうでしょう。毎日の気温と水温を折れ線グラフにして比較するなどなど・・・。ちなみにScratchの場合はステージ上で右クリックして「save picture of stage」を選べば画像として保存できます
実行結果で動作がわかるプログラミング
ゲームなどは実際に動作していないとその良さがわかりませんが、プログラムの結果を見れば、何をしているのか伝わるものなら紙で提出できそうです。例えば、図形を描画するプログラム。結果画面のスクリーンショットを印刷して貼り付ければ、実際に動作させなくてもそのプログラムの内容が伝わります
プログラミング入門
これからプログラミングを始める人に向けて、プログラミング入門を自分なりにまとめるのはどうでしょう。人に伝えるためには自分自身がしっかり理解している必要があるので、自分のためにもなります。この自由研究をきっかけにプログラミングを始める友達が増えるかもしれません
アンプラグドなプログラミングを扱う
書籍「ルビィのぼうけん」や「パソコンがなくてもわかる はじめてのプログラミング」では、パソコンを使わない紙ベースのプログラミングを取り扱っています
「パソコンがなくてもわかる はじめてのプログラミング」では、プログラミング自体も紙で、その動作も紙の上で行うので、これを参考に作ってみるのも面白そうです。半分工作みたいですが、休み時間に友達と盛り上がれそうです
あと「Why!?プログラミング」の「ジェイソンをプログラミング」もパソコンを使わないプログラミングですね。同じようなものを独自に考えるのも面白そうです
パソコンを使わないプログラミングはこれらの本が参考になります
紙で提出する形でも、プログラミングを使った自由研究はできそうですね