App Store Connectにログインすると、「デジタルサービス法のコンプライアンス」に関する警告が表示されるようになりました
「コンテンツが配信から削除されたりする場合が・・・」というおっかない文言が書かれているので、早速対応してみました
情報登録にあたって、一番最初に自分が「トレーダー」なのか「ノントレーダー」なのかを選ぶ必要あります。法人・個人の違いは関係ありません
有料アプリを販売しているような場合は「トレーダー」だと思われます。「トレーダー」を選んだ場合は、自分の住所がApp Storeに公開されてしまうので、個人開発者は辛いところ(多分、EU圏内だけ)
趣味で無料アプリ開発している場合は「ノントレーダー」でいいかもしれませんが、広告の売り上げがある場合はどうなんでしょうね?
後から変更できないっぽいので、とりあえず「トレーダー」で登録して、EU圏での情報開示が嫌なら、EU圏で販売しなければいいのではないかと思います
僕は「トレーダー」で登録しました
以下、個人がトレーダーとして登録する場合の流れです
デジタルサービス法のコンプライアンス
「トレーダーのプロバイダアカウントです」を選ぶ
連絡先情報の確認
最初に「国」を選ぶと、「州または都道府県」が日本向けのプルダウンメニューになります。市区町村・住所1〜3は日本語はダメっぽいので、ローマ字で入力しました
電話は後で認証する必要があるので、携帯の方がいいです(固定電話でも電話をかけてもらって認証することができるみたい?)
電話番号は、頭の0を取って入力する必要あります 0901234567 なら、901234567です
メールアドレスを確認
前画面で入力したメールアドレスに確認メールが届きます。OSがダークモードだと画面の文字がよく見えないので、その場合はライトモードに切り替えましょう
電話番号を確認
登録した電話番号宛にSMS(iPhoneだと「メッセージ」)に番号が届くので、その番号を入力します
確認書類
アップロードする確認書類の言語を選びます
日本語(JPN)を選びます
アップロードする書類は、氏名と住所が確認できるもの、です
氏名の確認書類
氏名を確認できる書類のコピーをアップロードします(PDF、JPEG、PNG、最大10MB)
「氏名を確認できるビジネス文書または裁判所文書のコピーをアップロードします」
と書かれていますが、何がいいのかよくわからないので、健康保険証をiPhoneで撮ってアップしました(サイズが大きかったので縮小してから)。保険証にしたのは、自分の顔写真が載っていないから。顔写真付きの画像をアップするのはちょっと躊躇しますよね
で、先に結果を書くと、健康保険証はダメでした
登録完了後の翌日に、以下の書類を提出するようにメールが来ました
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- 住民票、住民基本台帳カード
- マイナンバーカードまたは個人番号カード
- 在留カード
- 政府発行の写真付き身分証明書 (例:パスポートや運転免許証)
※ 健康保険証は受理しません。
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健康保険証はダメなのかー最初に言ってよー
というわけで、マイナンバーカードを写真に撮って再登録したらOKでした
住所の確認書類
前画面と同じく、住所を確認できるコピーをアップロードします。健康保険証には氏名と住所の両方が書かれていたので、同じものをアップしました
と、こちらも同じく、健康保険証だとアウトだと思うので、上記と同じ書類をアップロードすればいいと思います
連絡先情報の確認
今まで入力したものの確認画面です。問題なければ「確認」ボタンを押します
最後の画面
これで登録作業は一旦おしまいです
確認メール
すぐに登録受理のメールが届きます。登録情報を確認したら、すぐに折り返し連絡するよーという内容の英文のメールです。しばし待ちます
翌日・・・
先に書類のアップロードのところで書きましたが、翌日、日本の担当の方から書類を再登録するようにメールが来ました
別の書類をアップロードしなおしてから、届いたメールに返信したところ、さらに翌日になって登録完了のメールが届きました
We successfully verified your trader contact information for the Digital Services Act compliance. Your information is now live on the App Store in the European Union.
ということで登録完了しました
今のところ登録期限は設定されていませんが、書類確認が人力っぽいので、余裕を持って早めに登録したほうが良いかと思います